先人について、独断と偏見で勝手な解釈をしながら、士業妻として学べる生き方の知恵をご紹介します。
サムライの妻 vol.1 新島 八重
サムライの妻というよりは、サムライ・ウーマン、幕末のジャンヌダルクなどと称されることもある女性。モダンウーマン、ナイチンゲール、ハンサム・ウーマン、女丈夫、鵺(ぬえ)、悪妻など、色んな呼び方がされています。ご存知の通り、今年のNHK大河ドラマの主人公です。
1845年~1932年
会津で生まれ育ち、戊辰戦争では籠城戦も経験。結婚・離婚も経験。
京都にうつり、夫・新島襄や兄・山本覚馬とともに教育とキリスト教信仰、同志社創立に携わる。
夫の死後は看護活動に携わり、晩年は茶の湯をきわめた。
私が八重から学んだこと
1)常に前向き
2)先進性と古風の両面性
3)夫の最愛の友
会津でも京都でも決して平穏な生活ではなかったと思われますし、女性の生き方にも多くの制約があったと思います。しかし、それを感じさせない生き方をしていたと読み取ることできました。
この3つのポイントを参考にした士業妻にできる行動は?
1)常に前向き
苦境や嫌がらせ、蔑みなどに決して気弱になることがなかったという八重さん。
負けず嫌いという性格もあったと思われます。
自分の正しいと思うことをしたり、進んで楽しもうとしたり、
自分のすべきことに集中したりすれば
前向きでいられることが多くなるのではないでしょうか。
またリスクを考えることも重要ですが、
‘うまく行く’に比重を置いて考えるという方法も
前向きになるために有効ではないでしょうか。
2)先進性と古風の両面性
八重さんは、武家の子女教育を学んだり、近代的な思想やピストルの打ち方まで学びました。
また、英語やキリスト教も進んで学びました。
学ぶと同時に、夫とともにクリスチャンらしい家庭を築きました。
今までのやり方を大切にすることもしかり。
新たな方法で効率化をはかったり、
お客様に喜んでいただくものを見つけたりすることもしかり。
職場もしかり。家庭もしかり。
3)夫の最愛の友
八重さんは、新島襄と結婚する直前に洗礼を受けてクリスチャンになり、
生活も夫の語る洋式を取り入れ、夫をファーストネームで呼んでいたそうです。
想像ですが嫌々取り入れたというよりは、尊重して取り入れていたと伺えます。
また、自他ともに真逆の性格と認めていましたが仲が良かったそうです。
近しい間柄だと、色んな役割が絡んできて
素直にイイところを見つけることができない場合もあります。
まず一人の人間として、次に男性は人の夫として(女性は人の妻として)、
見る視点をときには心掛けてみたらいかがでしょうか。
また、冗談を言いながら夫をたしなめることもできる仲だといいですね。
おわりに
大河ドラマは始まったばかり。今後も楽しみですね。
八重さん、「学ばない者は、たとえかたちは人間でも、獣と同じである」とも言っています。どんなことからでも意識して学び取ろうとすれば学べるものはありますね。
ここに挙げた3つのポイント以外にも士業妻が八重さんから学べることが沢山あると思います。八重さんスゴイなぁ~と思ったら、自分はどうやって八重さんのスゴさを行動に取り入れてみようかと考えてみてくださいね。
私が読んだ文献
・八重の桜 一: 1 著:山本 むつみ(NHK出版)
・新島八重 ハンサムな女傑の生涯 著:同志社同窓会
・小説・新島八重 会津おんな戦記 著:福本武久(新潮文庫)
・小説・新島八重 新島襄とその妻 著:福本武久(新潮文庫)
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